奥日光での冬のトレッキングは、平地ではなかなか味わえないパウダースノーや、美しい雪景色を満喫できる魅力的なアクティビティです。
一方で、雪崩や低体温症など、自然環境ならではのリスクも伴います。昨年には、近年人気が高まっている奥日光の氷瀑エリアにおいて、一般の方が雪崩に巻き込まれる事故が発生しました。幸いにも命に別状はありませんでしたが、もともと整備されたルートがない場所であったことや荒天の影響により、救助までに数時間を要した事例でした。
こうした状況を踏まえ、本格的な冬シーズンを迎える前に、ガイド団体有志や関係機関と合同で、よく利用されるルートの危険箇所の確認や、緊急時の応急対応に関する研修を実施しました。
当協議会には、野外救急に特化したWAFA(Wilderness Advanced First Aid)やWFA(Wilderness First Aid)の資格を持つガイドも複数在籍しており、安全管理と緊急対応の体制づくりに継続して取り組んでいます。
近年は、インターネット上の情報を参考に、以前よりも容易に目的地へアプローチできるようになりました。しかし、掲載されている情報はあくまで個人の体験記録であり、天候や積雪状況によってリスクは大きく変化します。
数日前からの天気予報の確認、十分な装備の準備、時間に余裕を持った行動を心がけて、冬の奥日光を安全にお楽しみください。
